ヤングケアラー
ヤングケアラーとは
法律上の定義はありませんが,一般に,本来大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている18歳未満の子どもであって,学校に行くことができないなど,子どもとしての権利が阻害されている状態にある子のことです(厚生労働省ホームページより引用)。
年齢や成長の度合いに見合わない思い責任を負うことで,自らの育ちや教育に影響を与えるといった問題を抱えることがあります。
ヤングケアラーに対する支援について
ヤングケアラーの支援を進めていくためには,ヤングケアラーの社会的認知度を向上させていくことが重要であり,周囲の大人がヤングケアラーについて理解を深め,家庭において子どもが担っている家事や家族のケアの負担に気づき,必要な支援や窓口につなげることが求められています。
また,家族のケアやお手伝いをすること自体は本来素晴らしい行為ですが,過度な負担により学業等に支障が生じたり,子どもらしい生活が送れなかったりすることが課題である点を理解したうえで,「ヤングケアラー=悪いこと」というメッセージとならないように留意する必要があります。..