【世界遺産】函館市の構成資産 史跡大船遺跡
史跡大船遺跡 縄文のにわ
遺跡の概要
資産種別:集落跡
時期:縄文時代前期末葉から中期末葉(紀元前3,500年から2,000年頃)
史跡指定日:平成13年8月13日
指定面積:71,823.03平方メートル
主な遺構:竪穴建物跡,盛り土遺構,墓坑,貯蔵穴,落とし穴
主な遺物:土器,石器,土偶,青竜刀形石器,クジラ・クリなど動植物遺体など
函館市大船町の大舟川左岸の海岸段丘に位置する大船遺跡は,平成8年に墓地造営に伴う発掘調査で多数の竪穴建物跡や盛り土遺構,膨大な土器や石器などが発見され,重要な遺跡として文化庁や北海道教育委員会など関係機関と保存に向けた協議を重ねながら,範囲や内容の確認調査を経てその重要性が認められ,平成13年8月に国の史跡に指定されました。
大船遺跡の特徴は,住居の規模が大きく遺構の密度が非常に高いこと,約1,500年にわたり継続して集落が営まれ,特に後半期においては連続的に住居形態の変遷が捉えられていることが挙げられます。大船遺跡では深さ1.5~2m,長さ8~..